【詩】雨の音

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雨の音

天井を見上げていた。
窓の隙間から漏れてくる雨の音。
どこかに隠れては、息をひそめじっと見つめている生き物達。
そっと締め切った部屋を満たしてくれればいい。

暗い闇で、シトシトと葉っぱを打つ雨。
闇の中を、ただその音だけがよく似合う。

走りだした君達に激しくふりつけた雨、似合わない。
傘をたたんで、いかに深くそこに立ちすくめるのか、ゆっくりと考えればいい。
深く、深く、その胸の深くで浸みわたれ。

雨の音、それはとても絶望的だった。
排水溝に叩きつけられる水の音は激しさを増し、
ただ一定のリズムと音量で、それは鳴り続けた。

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