【ショートストーリー】高音のないザラザラとした記憶の欠片

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高音のないザラザラとした記憶の欠片

自分の周りを、高音のないザラザラとした記憶の欠片が
音をたてながらふわふわと回っている。
その音に惹かれるように、そっとそれを両手ですくいあげて覗いてみるが、
ひと山の感情の起伏さえ起こらない抜け殻があるばかりだった。
それに気付くと、そっと欠片を流れの中に戻し、ゆっくりと目を瞑った。
反省なんかしちゃいけない。
明日、思い出せばいいだけさ。

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