こんにちわ。
天竜人ミョスガルドの人格変化に違和感がありすぎたので、魚人島での素行がミス描写だったのではないかと、考察したいと思います。
天竜人の人格について
天竜人はとても性格が悪いですね。
性格が悪いというレベルで判断してよいかというレベルでもあります。
尾田さんも彼らのことを「むかつく」と表現し、悪意なのか、伏線なのか、真意はわかりませんが、天竜人を含む貴族の造形をとても歪に描いていますね。
天竜人の素行
天竜人の数ある素行の悪さをご紹介します。
・人々のことを下自民といって見下す。
・天竜人が歩く時は民衆に顔を下げさせる。
・天竜人の前を横切っただけで射殺する
・奴隷制度を行っている
・しらほし姫を捉えようとする
・バーソロミュークマにひどいことをする
などが挙げられます。
天竜人の権力
では、天竜人の具体的な権力とは何かというと、「世界政府が完全にバックアップ」しているので、天竜人の一声で「海軍本部の大将を出撃させ、町を壊滅させることができる」ということです。
この権力により人々は天竜人に抵抗できない状態になっているわけです。
天竜人の性格の違和感
ここで、天竜人の性格についての違和感を感じることがありました。
それは、ドンキホーテミョスガルドに関してです。
ドンキホーテミョスガルドはかつて魚人島に遭難したことがあったのですが、その際にオトヒメ様に命を救われたことがあります。
魚人達は、その際「天竜人をこのまま殺そう」と口々に言ってましたが、オトヒメ様はそれを許さず、天竜人を回復させ無事に送り届けたのです。
ここで違和感を感じました。
ドンキホーテミョスガルドとドフラミンゴのお父さんホーミングは、天竜人の中でも「奇人」とされていました。
特にホーミングの方は、自ら「もともとは人間であった」という理由で、下界に降りていったわけですからそう言われるのもわかります。
しかし、ドンキホーテミョスガルドに関してはそうではなかったと感じました。
ミョスガルドは奴隷コレクションをしていた
ドンキホーテミョスガルドの初登場のシーンは「相変わらずな天竜人特有の横柄な態度」だったのです。
ミョスガルドが魚人島に行った理由も、「マリージョアから出て行った魚人奴隷コレクションを取り返しにいく」という理由でした。
しかし、ロズワード聖は、「ミョスガルドは奴隷を持たない奇人」と言ってることに違和感があるのです。
実際ミョスガルドは過去に「奴隷をコレクション」していたレベルの人ですからね。
ドンキホーテミョスガルドはホーミングと同じ種類ではなく、むしろ素行の悪い天竜人と同じだったように思います。
天竜人の人格変化
今回ジャンプに登場した、ドンキホーテミョスガルドは、チャルロスがしらほし姫を捉えようとした際に力をもって全力で阻止しました。
そして、世界会議中に何かあった際は「全責任を私がとる」といって、かばってくれているのです。
めちゃくにいい人になっています。
天竜人の歴史は800年間続きます。
それがたった一回、下自民と見下す、民衆にやさしくされたという理由で、そこまで変わるのでしょうか。
もちろん、ミョスガルドは魚人島にいって「大きなきっかけ」があり、性格が変わったのですが、でも果たして天竜人の築いてきた800年間は「たったそれだけのこと」で変わるような性格でよいのでしょうか。
ここには大変な違和感を感じます。
800年続いた素行の悪さがたったあれだけのことで、ここまで人格が変わるというであれば、もっと簡単に天竜人はいい人になれるし、今の天竜人のような状況にはないように思うのです。
天竜人には800年間ぶれ続けない、下自民のいうことなどに耳を傾けない、というか本当になんとも思わないほどの凶悪な・一種人間としての理性が欠落した性格が必要だと思うのです。
まとめ
ミョスガルド・ホーミングを筆頭に、ドンキホーテが「奇人」と呼ばれるのは物語としてとてもおもしろい展開で、どんな伏線なのか大変楽しみです。
でも、それを伏線とするのではあれば、ミョスガルドの登場の際は、もうちょっと天竜人らしくない描写であったほうがよかったではないかと思いました。
もちろん、それもそれも踏まえての伏線なのかもしれませんが。