兵庫県を代表する花火大会「芦屋サマーカーニバル」に行ってまいりましたので、2019年にあるであろう第41回花火大会に向けて、予習と復習をかねて、チケット購入方法や、場所取り・有料席・近隣駐車場などについて書いていきたいと思います。
芦屋サマーカーニバルとは
芦屋サマーカーニバルは、花火大会も行われる「芦屋の夏の風物詩」ともいわれるお祭りです。
祭りはお昼から行われ、会場にはステージも設けられており、様々なパフォーマンスを見ることができます。
地元に根ざした祭り風景となっており、ステージでは地元学生や市民の演技を中心に組まれた、音楽やダンス、書道、空手など多種に渡るパフォーマンスが用意され、まさに「市民がつくるステージ」となっております。
屋台もたくさん出ており、花火の前の時間つぶしに困ることはなく、むしろお昼から行っても楽しめる内容となっております。
花火大会の詳細
なんといってもお祭りのメインイベントは花火大会になります。
今ではいろいろなところで「花火と音との融合」を実施されている花火大会もありますが、芦屋サマーカーニバルでも取り入れられております。
※2018年データになりますので、毎年なのか、いつ頃から実施されているのかは不明です。
大きな特徴としては、松永貴志さんというジャズピアニストにメインでBGMを演奏していただきながら花火を鑑賞できるという流れです。
以下、ウォーカープラスを参考に掲載
- 打ち上げ数 / 6000発
- 打ち上げ時間 / 19:45-20:30
- 人出 / 述べ95,000人(2018年、主催者広報発表)
- 開催日時 / 2018年7月21日(土)
- 荒天の場合 / 小雨決行(荒天時は中止)※当日16:00決定
- 交通 / 阪神電鉄芦屋駅から徒歩30分
- 駐車場 / なし
- お問い合わせ / 0797-35-0871 NPO法人芦屋市民まつり協議会
- 公式ホームページ / http://ashiyasummer.html.xdomain.jp/
- 有料席 / あり
有料席について
芦屋サマーカーニバルに用意されている有料席についてご説明します。
いろいろ無料の穴場スポットはあるかと思いますが、初めて行く方でそこまで辿りつくのは難しいと思いますので、無難に有料席がおすすめです。
砂浜観覧席(1人) 1,000円
砂浜にて花火を観覧できます。
料金は有料席の中で一番安い1,000円で、小学生以下は無料となっております。
チケットは当日でも購入できます。
「当日チケットが売り切れると入場できなくなるのか」と心配して、事前予約でロッピーにて購入したのですが、2018年の浜辺の様子から見ると、今後爆発的に観覧者が増えない限りチケットが売り切れる(浜辺に入場規制がかかる)ということはなさそうなので、当日購入でも問題なさそうですが、事前に予約して購入していた方が何かとスムーズではあると思います。
チケット購入も専用フォームからさっと個人情報を入れ、あとはロッピー端末にQRコードを読み込ませてパスワードを入れるだけですので、5分くらいで終わるとても簡単な発券作業です。
一般観覧席(1人) 2,500円
砂浜の後ろにあたるコンクリート造りでできている席になります。
砂浜ではないので「足元が汚れない」というのが売りですが、距離、待ち時間やコストパフォーマンスを考えると少し考えてしまいます。
子供も有料になりますので、小学生以下を含める4人家族でいくと10,000円になるので、レジャーシートを持参して、2,000円(大人2人分)で砂浜で見る方がコスパは高いように思います。
こちらも当日購入は可能ですが、砂浜よりも面積がすくないので事前購入しておくにこしたことはないと思います。
グループ観覧席(6人) 20,000円
机とイスが用意されている席になります。
食べ物の持ち込みはできますので、いろいろ持ち寄ってワイワイとみたい方には良いかもしれませんね。
一人3,300円の計算になりますね。
事前予約が必要です。
カップル観覧席(2人) 21,000円
お肉料理をメインとしたお弁当がでます。
事前予約が必要です。
焼肉観覧席 (1人) 11,000円
焼肉を楽しみながら花火を鑑賞できます。
事前予約が必要です。
特別観覧S席(1人) 10,000円
飲み放題とお弁当がついています。
事前予約が必要です。
特別観覧A席(1人) 6,000円
飲み放題がついています。
事前予約が必要です。
アリーナ観覧席(2人) 38,000円~
最前列で花火を楽しめるスペシャルコースです。
事前予約が必要です。
当日の流れ
では、当日の流れがどうなっているのか確認していきます。
祭り自体は13:00より開始されております。
打ち上げ会場までのアクセス
以下、公式の地図になります。
花火はメインの潮芦屋ビーチで打ち上げられます。
そこへの入り口は2箇所あり、一方の方がかなり混んでおります。
こういった花火大会に車で来ることを推奨する運営・団体がいるわけもなく、基本的には地域活性化の為にも交通機関を利用をすすめていますので、通常はJR芦屋駅から徒歩でくる流れになります。
しかし、やっぱり車でいきたいですよね。
だだ混みの帰り道を抜けると、だだ混みの満員電車。
ちょっとでも早く汗ばんだ体をキレイにしたいし、休息したいと思うのが当たり前だと思います。
そんな方の為に、私が実際に行った車でいく方法をご紹介したいと思います。
車でのアクセス方法
まずは情報収集から始めます。
大事なのは交通規制がどこからどこまで、何時まで引かれるのかということ。
あと、メインの道路はどうなっているのかというところです。
もちろん、メインの道路は必ず、行きも帰りも混みあいます。
そして、どの会場でも結局はメイン道路を通ることになるので、基本的には変わらないのですが、今回は島で花火が行われるので、会場にいくまでに橋を必ず渡らないといけないという関門があります。
これはなかなかのハードルで渋滞の発生する大きな要因となるでしょう。
ですので、この道は必ず避けなければなりません。
パークランドライド
私がおすすめする方法はパークアンドライドです。
一般的なパークアンドライドというのは、「遠くに車を停めて最終的に電車やバスにのる」という方法なのですが、これも結局電車に乗るのが大変なるストレスになってしまうので、私はおすすめ致しません。
私が推奨するパークランドライドは、遠くに停めて自転車にのるという方法です。
これが一番だと思います。
しかし、これにもハードルがあります。
車に自転車を載せないといけないことです。
そして、車に同乗する全員の自転車を用意しなければならないことです。
例えば家族4人で行ったとしても、4人分の自転車と家族4人が車に乗るのことはまず無理なので、あくまで最大2人で行き、かつ折りたたみ自転車を2台載せられる大きい車を所持していることが条件になります。
そして、落とし穴としては、自転車に乗れる、ということも条件になります。
小さいお子様や、浴衣姿の女性に自転車をこがせる訳にはいかないからですね。
ですので、パークアンドライド(自転車)に関しては、ほぼ一人用のベストな鑑賞方法だと思います。
パークアンドウォーク
では、どうするのかというと、パークアンドウォークですよね。
歩ける範囲の遠くに停めるという流れです。
今回は事前発表で芦屋駅から徒歩30分という案内がでておりますので、電車で行っても結局30分歩かなければならないので、メインの道路から離れた場所で30分〜1時間を許容範囲と捉えて、駐車場を探していきます。
そして、高速道路にスムーズにのれてより近いところに駐車できるのがよいと思います。
そこで深江浜エリアと西宮浜がよいかなという判断になりました。
今回は迷った結果西宮浜エリアに停める計画にしました。
大阪から芦屋花火への行き方
大阪から高速にのり芦屋の花火大会への行った方法を時系列ご紹介します。
1. 16時15分
阪神高速の西宮浜でおり、西宮浜に16:15に到着します。
特に混雑している様子もなく、西宮浜エリアをぐるっと周回します。
「1」の場所で駐車場を発見。
現時刻でまだ空きはあるとのことでしたが、もうしばらく近くにないか探すことにしたところ、高速の下に終日600円のパーキングがありました。
会場に近い「2」の方は満車でしたが、「3」は楽に停めれる形でしたので、そちらにて駐車。
2. 16時45分
身支度を整えて、16:45頃に駐車場を出発。
日差しも高く、ひと気もあまりなく、「4」の橋の上で2.3組の人が自転車で追い抜いていく程度でした。
暑さのせいか、この駐車場から橋を渡るまでが予想していたよりもしんどく感じました。
橋を降りるとやや人が増えてきております。
地元の自転車に乗った中学生や小学生が目立ちはじめます。
橋を降りてすぐに公衆トイレがあるのでそちらで済ませておくのもいいかと思います。
「5」のおしゃれな住宅街にはいると人がどんどん増えてきて、家族ずれや高齢者の方の姿も見受けられてきます。
3. 17時30分
しばらく、会場に向かって歩くと、左車線の道路では、徐々に車がつまり出して来ている様子です。
「6」の場所にセブンイレブンがあったので、少し休憩をすることにしました。
長蛇の列ではありませんが、多少の混雑があります。
そして、最大のポイントと思われるのが「7」のスーパーのところです。
ここには、地元の人が日常的に利用していると思われるドラッグストアやスーパーがある大きな駐車場があります。
しかし、17:45の時点でかなりの渋滞ができています。
西側道路から右折で侵入してくる車には規制がされており、左折優先で駐車場に入ることができます。
この駐車場に停めれれば大変楽になるのですが、大きなポイントがあります。
1. 帰りの渋滞に巻き込まれる
帰りのメインの道になりますので、早く会場をでないと大きな渋滞に巻き込まれる可能性があります。
また、駐車場内での譲り合いや啀み合いに巻き込まれる可能性があるので、かなりのストレスを感じることが予想されます。
2. もし、駐車場がとれなかった場合
もし、駐車場がとれなかった場合に、また駐車場を探さなければなりません。
これは大変あせります。
道数も多くはありませんので、引き返す車による渋滞に巻き込まれることもあるでしょう。
また、この時間だとどこも駐車できない状態になってしまうので、結果的に遠くの駐車場に停めて歩かなければならなくなります。
場所取りはもちろん、場合によっては、花火本番にも間に合わなくなってしまいます。
ですので、ここは会場に近いのでアクセスも良く、帰りに車に早く到着できるメリットはありますが、その他のデメリットが大きいので、あまりおすすめではないかと思います。
行きによっぽど時間に余裕があるか、帰りの渋滞に巻き込まれてもよい覚悟なのであれば、こちらに挑戦してみるのもいいかもしれません。
4. 18時10分
ようやく18:10に会場に到着しました。
芦屋駅までの同じくらいの距離で30分くらいと予想していましたが、子供も連れており、時間にも余裕がありましたので、歩行速度はだいぶ遅く、休憩も挟んだことで、1時間弱かかりました。
今回は1,000円の砂浜観覧を予定しており、チケットは事前にロッピーにて購入済みでした。
しかし、18時過ぎででチケット売り場での混雑の様子もなかったので、チケットも当日購入でも問題なさそうです。
浜に入ると、まばらにしか人はおらず、スカスカの状態でした。
メインステージ正面の様子は確認しておりません。
場所取り
警備員さんに打ち上げ場所を聞きながら、観覧場所を海沿いに沿った端の「9」の位置に決めました。
「11」のエリアには三脚を構えた本格的なカメラマンスタイルの人がたくさんおり、一般客はほとんど見受けられませんでした。
本当にのんびり過ごすのであれば「11」は結構いい感じだと思います。
5. 19時10分
19:10になると挨拶などが始まりますが、「9」は少し離れているので何を言ってるかはほとんど聞こえません。
6. 19時15分
19:15に松永貴志さんピアノ演奏がはじまりますが、こちらもあまり聞こえません。
この時間帯くらいから、今まで半径3メートルくらいに人はいなかったのですが、1組2組近くに座るようになってきました。
7. 19時40分
19:40になると結局、最終的にまわりには人が埋まり出す感じになっていましたが、半径1.5メートル間隔くらいは余裕があり空いてる感じでした。
8. 19時45分
19:45に打ち上げ開始。
「9」の位置からでも十分な近さと迫力は感じられます。
むしろ近すぎて、潮風にのって灰が顔や目にあたりするので、顔を守るような行動をたくさんの人がしていました。
花火が終わるとまっすぐに来た道を帰って行きましたが、やはり距離的に多少の歩くしんどさは感じました。
駐車場はガラガラで混雑の様子はなく、高速にもすんなりと乗れてそのまま帰路につきました。
花火の内容
以下、砂浜の少し遠めからみた花火の感想です。
花火自体は6000発との発表でしたが、花火と花火の合間の時間も多少あったり、1発ずつあがるような時もあり、体感で3000発くらいのゆっくりとした花火といった感じでした。
花火と音のコラボレーションに関しては、途中ディズニー系のピアノ演奏がでゆったりした気持ちにはなりましたが、その他の演出はあまり効果的に発揮されていなかったように思います。
一番は、花火の数と音の躍動感が一致してなかった印象です。
どんどん花火があがり迫力があればまた違ったのではないかと思います。
途中「アート引越しセンター」の歌と共に花火があがる演出があったのですが、これには笑いを込めた驚きがありましたね。
スポンサーなのかもしれないけど、なんだかなといった感じでした。
フィナーレは迫力があり大変よかったと思いました。
まとめ
芦屋サマーカーニバルは全国から集まる花火大会といった雰囲気ではなく、市民が作る祭りで、わりかしゆったりとした花火鑑賞ができそうです。
小さいお子様のいる家族連れなんかにはおすすめですが、心が躍動するような花火を求める方にはあまりお勧めではありません。
あくまで市民まつりですので、一丸になって祭りを作っていく姿勢を感じるので、市民の満足度は高そうな良い祭りだなと感じました。
ありがとうございました^^