こんにちわ。
サンデーうぇぶりという媒体に掲載されている、アニマル・パニック・ホラー「ジンメン」という漫画の12巻を読んだので感想です。
ちなみに気持ち悪い画像もあるんで苦手な人は他の記事へ今すぐいってください!!
目次
ジンメン12巻登場!
率直な感想
いやー、今回の12巻はとても良かったですね。神巻でしたね。
ジンメン読んでて良かった!って思いました。
それと、同時に、次巻まじか…という、寂しい気持ちにもなりましたね。
良い巻すぎて、「考えさせられます」という表現を多々しています(笑)ので、その点ご了承くださいね。
変えられたブタエンチョー
実験体として用意されたブタエンチョー。
最初に気付いたのは、「人の悪口」だったそうです。
その言葉の意味はわからなくても、悪意だけは伝わり、そして受ける暴力。
ギュッと考えさせられますね。
そして、そんな日常の中で洗脳する力に目覚める訳です。
しかし、人間を支配していく中で、実際は洗脳の力はそれほど使っていなかったようです。
生と死の狭間で日々生活していない人間を欺いていくのは、そこまで難しくないとの事。
ギュッと考えさせられますね。
確かに、何故人間が頂点なのかわからないほど、ボーッと生きている事は多いと思います。
何故、人間は強くなれたんでしょうかね…
さよならブタエンチョー
そして、ブタエンチョーはついに死んでしまいました。
絵的にもよくわかりませんでしたが、崩れたという表現になっています。
考えさせられますね。
鳥のジンメン現る
鳥のジンメンが現れました。
自分的には「なるほど」と思いましたが、作者のカトウさんはよく知人に「鳥のジンメンは出さないの?」と言われていたそうです。
鳥のジンメンは、溝の外に出てジンメンの種をばらまくという最終方法だそうです。
鳥なんてなんの力もないし、弱そうだし、バイオレンスさを求める自分として、その登場の意義すら感じていませんでしたが、うーん、確かにそうですね。
ここにきて、「翼」の重要性を再認識させられました。
そして、解き放たれる。
こわっ
フンが凄そうです。考えただけでも鳥肌ですね。
オオカガミの起動方法
オオカガミの起動方法が判明しましたね。
お父さんが語り出したあたりから、なんとなく予想はつきそうな展開でしたが、マサトの死がオオカガミの起動合図になるようです。
マサト自体が生体認証キーになっており、目の中にある網膜と光彩の模様が暗証コードになっており、父親の目に埋め込まれたセンサーを通す事でオオカガミが起動します。
そのマサトの目は、ストレスが最高潮、つまり死のストレスを感じた時に、その暗証コードのパターンが生まれるとの事です。
マサトの仕組まれた運命
マサトはジンメンの実験体として作られたという話になっていましたが、それも目的が微妙に違ったようです。
本来のマサトの目的は、ジンメン計画の仲介者ではなく、ジンメン計画が危険な状況になった時に起動する、究極の事態収拾装置だという事です。
マサトが、父親の前に現れる事も、中田さんに守らせる事も全てはシナリオ通りとの事。
一応物語を通して、きちんと考えられているなあ、と感じました。
マサトは、結局は「死ぬ為に作られた」という事だったのです。
考えさせられますね。
私たち人間も結局、死ぬ為に生まれている訳です。
でも、その過程が大事、それこそが人生だとも言われます。
そう考えると、象のハナヨやヒトミ、中田さんと心を通わせたマサトも十分に「生きた」とも言えますね。
しかし、入り口が「死ぬ為」という事だけで、全てが否定されてしまう。
うーん、考えさせられますね。
一同、サファリへ
一同は、マサトの提案で、最後にサファリに訪れる事になり、途中で鳥のジンメンに襲われたりするが、ゾウのジンメンが助けてくれる事に。
象はハナヨとマサトの関係を知っており、ブタエンチョーのいない今、その指示に従う必要がないという見解です。
象の思い
象は、人間に感謝していました。
人間社会で生まれた象は、野生生活に帰れない事も自覚しており、人間の慈悲深さも感じていました。
だからこそ、昔のように、サファリを取り戻し、人間と接し、共に生きる事をこれからも望んでいるのです。
うーん、考えさせられますね。
ハナヨとの再会
そして、一同はハナヨが倒れた場所を訪れます。
しかし、そこには肉が食べちらかされ、骨だけになったハナヨの姿が。
マサト達は、ハナヨの頭蓋骨だけを持って、改めてサファリへ向かいます。
帰ってきたハナヨ
連載の都合かは知りませんが、あっという間サファリに辿り着きます。
ここは、「早っ」って思いましたね。
そして、ハナヨの象舎にいき、檻の中へハナヨの頭蓋骨を置きます。
何故か、ヒトミがここにきてしゃしゃり出てきます。
まあ、マサトの死が近いとの展開なんで致し方ありませんが。
ついでに中田さんも交えて、マサトとヒトミと中田さんで園を回る事に。
しかし、ここも大人の事情で一瞬で周回し、戻ってきます。
そして、最後にハナヨの前でみんなで写真を取ろうという事に。
はい、チーズ。
そして、このシーンである。
誰もがハナヨも映り込んでいると想像できたが、まさかの頭蓋骨のみ。
そして、中田さんワイルドすぎ!
からの!
いいじゃない!
いいですね!
おまけページ
誰!
ジンメン13巻 発売日
終わった笑。
堂々完結してるし!
なんかミサイル飛んでるし。
ジンメン13巻の発売日は、2019年9月12日頃発売予定です。
最後に
今回はすごく良かったですね。
バイオレンス的な要素や、ジンメンの気持ち悪さなんてありませんでしたが、色々と終わりに向けて進んでいく感じがします。
きちんとバックボーンや人の愚かさなど、精神的な側面もきちんと表現されており、さらに最後の写真のシーンなんかはとても良かったし、とっても満足のいく内容でした。
次回が最終巻という事ですので、今回のような「読んでて良かった!」と思える終わり方であって欲しいですね!
さて、それでは、最後の巻を楽しみにしたいと思います。
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