こんにちわ。
かねてから思っていた気になる描写の一つに、「死際に見せる笑顔」というものがありました。
ゴールドロジャーしかり、ルフィしかり、意図的に「笑った」と表現されています。
その件について、単行本96巻を読んでいた時に確信的なものを感じたので書きたいと思います。
また、これは「ロジャーの自首理由」にも関わってくる考察にもなります。
それにしても、単行本95巻、96巻まじで面白かったですね。
1冊読むのに1時間半くらいかかりましたし、読んでいる間ずっと心がザワザワしていました。
ラフテル
96巻でロジャーが登場しました。
まさに待望の話の連続でしたが、その中でラフテルの事について触れられていましたね。
その中で確信めいた事を感じました。
ワンピースについては、尾田さんも公言してますように「形ある物」とされています。
しかし、ロジャーはラフテルにあるものを見て、「とんでもねえ宝を残しやがって、とんだ笑い話だ」と笑っています。
ワンピースは形あるものだとされながらも、笑えるようなものだと言う事になります。
例えば、ジョイボーイが裸で土下座している黄金の像のようなものなどを考察しましたが、とりあえず納得できる答えは見出せませんでした。
そして、その場におでんも居合わせているのです。
すなわち、おでんは事の真相を全部知っているのです。
おでんの死際
おでんは銃殺されてしまいますが、おでんも死際に笑顔を見せています。
どういう展開でそう思ったかは覚えていませんが、物語中で頻繁に「死ぬ・生きる」という話が出ていました。
そこで、気づいたのです。
メンタルや想いなどではなく、確信的に「生まれ変わる」という現象があるのだと。
生まれ変わるを確信的とする描写
生まれ変わるというのが確信的になるような描写が多々ありました。
トキの「あなたは死なないでしょ?」という発言はメンタル的な描写とも言えますが、「生まれ変わり」を確信している発言だともとれます。
「おれの魂は生きて行く」というのも、メンタル的な発言とも言えますが、確信的な発言だとも捉えられます。
そしてロジャーも「俺の息子がワンピースを見つける」と言ってます。
一見するとエースを示唆するようにも捉えられますが、これもロジャーは「転生する」事を確信しているが故、すなわち「もう一度ワンピースを見つけるのは自分」であるという意図からきているのではないかと思いました。
ロジャーが処刑された日、おでんは「すげえなお前は!すげえ人生だ!」と言ってます。
いっけん、死者を褒め称える描写にも捉えられますが、「人生を新たにやり直す事を決めた」事に、喜び泣いているのではないかとも思えます。
「受け継がれる意志」というのは、かなり重要なワードとしてワンピースの中で登場しています。
その中で輪廻転生説というのが、あるのは理解していましたが、確信的ではないと思っていましたが、今回の巻で確信を感じました。
「お前も探しに来たんじゃないのか?800年前の昔から」
トキの背景はおいといて、明らかに転生できるという発言になります。
明確な数字
また、おでんは度々「20年以上」「800年前」という具体的な数字を出して表現しています。
私たちは物語を現在から読んでいるので20年前という発言は理解出来ますが、なぜおでんは20年という具体的な数字を出しているのでしょうか。
これは、ラフテルで真実を知ったと同時に、シャーリーの予言に由来しているのではないかと思います。
「800年」という具体的な数字を言えるのは、全てを知っているからでしょう。
「遠い未来に現れる者がいる」というのでしたら、納得出来ますが、ここで具体的な数字を出すのは普通ならおかしいと思います。
しかし、おでんは確信的に言ってます。
おでんは「生まれ変わる」という事をラフテルで知ったのではないのでしょうか?
「人生をやり直す」だからこそ、ラフテルの出来事を笑い話のようだと言ったとも捉えられます。
ロジャーの死際の笑顔の真相
ここでロジャーはラフテルで得た情報により、転生する事に確信を得ていると仮定します。
そう考えるとロジャーの処刑姿が合致してきます。
ここはもちろん(今までのそうですが)、私の考察にすぎませんが、転生する条件に「笑いながら死ぬ」「他者に殺される」という条件があるのではないかと予想します。
笑いながら死ぬ事に関しては、これからやり直す未来に期待して笑う、死ぬ事なんか怖くないという発想からそうなるという発想も可能です。
他者に殺されるというのは、さらに補足すると「一番殺されたくない奴に殺される」という条件も付けたいと思います。
自殺や病気などでは死んでしまう場合は転生出来ない。
ですので、ロジャーはあえて寿命ではなく、海軍に殺されて転生する事を選んだのではないでしょうか?
そのロジャーが転生した人物が誰なのか、単純にルフィなのかはとりあえずはあまり考えないようしました。
ルフィとロジャー共通点があるようでないです。
そして、あまりにも発想が単純なので、それは避けて欲しいところでもあります。
コラソンの生まれ変わりはバギーだった!?
そうなると、死際の笑顔で気になる人物がもう一人います。
ドレスローザに現れたコラソンですね。
彼も、死際の笑顔の一人です。
そこで考えたくなるが、コラソンは誰に転生したのかという事です。
コラソンの奇抜なスタイルはかなり特徴的です。
そこで似ていると言えば、バギーになります。
コラソンの生まれ変わりがバギーと言いたいところなのですが、年齢的な事を考えるとやや無理があるようにも思います。
そこで、無理やりこじつけていますが、バギーはラフテル上陸前に突然の高熱に犯されます。
もしかすると、そのタイミングで乗り移ったという考察は無理やりすぎるでしょうか?
しかし、バギーとコラソンには2つの共通点があります。
バギーもコラソンも爆薬を使います。
バギーは大砲を打ちますし、コラソンは手榴弾を投げます。
そして、コラソンはオペオペの実を食べる候補者でもありました。
よく考えるとバギーのバラバラの実って、オペオペの実に似ていませんか?
下位互換としてバラバラの実があるのであれば、ここにも共通点が見出せるのではないでしょうか?
それでは!